恋愛白書
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「はーい。集合ー!班ごと並べ~」


先生の声が聞こえる。


「行こうか」


あたしたちも自分のクラスの列に並ぶ。


「ッ!」


皮肉にもあたしたちの班の前が丈たち。

丈と篠原さんが仲良く話してる。

見たくないよ。
そんなとこ。

ヤダ。
丈に触らないで。

どうしてかな。
あたしと丈は付き合ってるはずなのに。
なんで、こんなに不安なの?


丈はこんなふうに不安になることなんてある?
絶対あたしのほうがその回数は多いはず。

だってあたしのほうが好きなんだもん。


丈のことを好きだったのは
最初からあたしの方だったんだから。


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