恋愛白書
「やしな!オハぁ」


親友の光があたしの前にやってくる。


「...光」


体育館ではあたしたちの前にやっている
バレー部が練習中。


「やしなどうかした?」

「あの人誰?」


あたしは体育館でバレーボールをしている男の子を指差す。


「どれ?」

「あそこで一番背の高い人」

「あー。杉森だよ。杉森丈。小学校で同じクラスだったけどなした?」


光が首をかしげる。


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