恋愛白書
「あ。そうだ!」


やしながポケットをごそごそする。


「ん?」

「ジャーン!誕生日プレゼント!」



なにかを取り出したと思えば俺の手に載せた。


「なに?」

「あけてみて!」


俺は包み紙を開ける。


包み紙を開いて現れたもの。
それはギターのピック。


「おぉ!ピックじゃん!めっちゃ嬉しい!」

「喜んでくれてよかった」


やしなが笑顔になる。


あー。
好きなんだよな。


「っ」


俺は気づいたらやしなの唇を自分の唇に重ねてた。


「好きだ」

「…丈」

「大丈夫。また旅行の機会あれば付き合えるはずなから」

「ちょ…」


やしなの顔が赤くなる。


「俺、初めての彼女がやしなで良かった!」


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