恋愛白書
「は?じゃあやしなが?」

「そーだよ」

「嘘だろ…」


虎があからさまにショックを受けてる。


「なんで、虎が俺より暗くなってんだよ」


虎の肩をぽんっと叩く。


「2人にはずっと付き合ってて欲しかったから」

「それは俺もだなー」


二人ともがため息をつく。


「ありがと。俺らの事そんなふうに思ってくれて」

「でもなんで?」

「やしな絶対お前のこと好きじゃん」


二人が口々に聞いてくる。


「そうだね。やしなは俺のこと好きだね」

「やしなが振ったなんて信じられねぇ」

「大丈夫。俺諦めるつもりないから」


やしなに言った通り。
諦めるつもりなんてないんだ。


「明日の自由行動みんなで回るけど大丈夫なんかよ。お前ら」

「あー考えとく」


今日の明日でやしなと回るの実際きつい。

彼氏としてやりたいことが
できないのがすごい嫌だ。


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