恋愛白書
「虎!話そ!」


まちゃは虎の向かいの席に座っていた。


「は?なに?」


まちゃの勢いに若干引き気味の虎。


「丈くん呼んで!」

「いや、自分で呼べよ」

「いいじゃん!」


まちゃの言葉に観念したのか虎が立ち上がる。


「丈ー!まちゃが話そうだってー」

「え?なんで?」


杉森くんが不思議な顔になる。


「いいからこいよー」


虎が面倒そう。

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