恋愛白書
「証拠は?」
気がついたらそんなありえないことを口にしていた。
「え?」
やしなのぽかーんとした顔が見える。
そんな顔もかわいいのに。
俺は簡単にそれを言わせてくれない。
「これがあの指輪だって証拠だよ」
「証拠って」
やしなが困った顔になる。
「ないならわかんねーな」
俺はそのまま部活に戻ろうとする。
「名前!名前ほってあるよ!ホラ!丈の名前!」
やしなの声にもう一度振り向く。
うん。
そうだね。って言いたい。
でも、いえない俺はほんとにバカだと思う。
自分の指にもついてるその指輪。
俺のほうにはやしなの名前が刻まれている。
「丈?」
何も言わない俺に不安そうな顔をしてる。
気がついたらそんなありえないことを口にしていた。
「え?」
やしなのぽかーんとした顔が見える。
そんな顔もかわいいのに。
俺は簡単にそれを言わせてくれない。
「これがあの指輪だって証拠だよ」
「証拠って」
やしなが困った顔になる。
「ないならわかんねーな」
俺はそのまま部活に戻ろうとする。
「名前!名前ほってあるよ!ホラ!丈の名前!」
やしなの声にもう一度振り向く。
うん。
そうだね。って言いたい。
でも、いえない俺はほんとにバカだと思う。
自分の指にもついてるその指輪。
俺のほうにはやしなの名前が刻まれている。
「丈?」
何も言わない俺に不安そうな顔をしてる。