恋愛白書
「やしな丈のことすきなの!?」


虎が大声をあげる。


「虎、声大きい」


まちゃが虎の頭を叩く。


「あ、悪ぃ!」


虎が舌を出してあやまる。


…悪いと思ってねぇだろ。

てか、俺のこと好きなの?


「え、まじなの」


無意識に声が出てた。


やしなって呼ばれてた、しょったが好きな女が俺を見る。


「…あ」


そう言った後に"こくん"とうなずいた。

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