恋愛白書
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「ねぇねぇ、丈くんのペンケースに入ってるのかわいいね!」
篠原が俺のペンケースを指差す。
「ん?」
俺はノートをとっていた手を止める。
「これこれ」
ペンケースの中から指輪を取り出す。
「あぁそれ…」
篠原から指輪を受け取る。
しばらくははめていたこの指輪。
でも、あの日。
やしなが見つけたって俺のところに持ってきたその日。
はずしてずっとペンケースに入っている。
「いる?」
俺は篠原に指輪を渡す。
俺の口も手も勝手に動く。
ほんとはあげたくなんかないのに。
「え?」
篠原が指輪を受け取る。
「ねぇねぇ、丈くんのペンケースに入ってるのかわいいね!」
篠原が俺のペンケースを指差す。
「ん?」
俺はノートをとっていた手を止める。
「これこれ」
ペンケースの中から指輪を取り出す。
「あぁそれ…」
篠原から指輪を受け取る。
しばらくははめていたこの指輪。
でも、あの日。
やしなが見つけたって俺のところに持ってきたその日。
はずしてずっとペンケースに入っている。
「いる?」
俺は篠原に指輪を渡す。
俺の口も手も勝手に動く。
ほんとはあげたくなんかないのに。
「え?」
篠原が指輪を受け取る。