恋愛白書
「一年の時同じクラスで1番仲良かったんだよー」


悠里がニコニコしてあたしを紹介する。


「1番仲いいのかよ」


杉森くんが怪訝な顔になる。


「だめなの!?」

「いや、めんどくせーなと思って」


それだけ言って杉森くんは自分の席に戻っていく。


「は!?意味不明!ね!やしな!って、え!」


悠里が驚いた顔になる。


「…悠里?」

「やしななんで泣いてるの!?」


悠里のことばに自分の頬を触る。

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