チューリップ
『毎日暴力ふられたり、物を壊されたり、シカトされたり、辛かったけど叔母さんには言えなかった。

叔母さんにまで見捨てられたら、私は生きていくことができなかったから。



そんなある日、私を閉所恐怖症へ陥れた事件が起きたの。


もう知ってるよね?
私は体育倉庫で心と体に傷を負った。


その時、私を朝、倉庫から救出して私の味方になってくれた先生



それが理事長なの。




当時理事長は私の高校で保健体育の先生として働いていたの。


そして、理事長は私の遠い親族でもあるんだ。



唯一学校の中で理事長だけが私のことを見てくれて、いじめにも向き合ってくれた。


1人でも自分を支えてくれる人ができて本当に嬉しかった。


それからも多少いじめは続いたけれど、私はようやくまともな学校生活が送れるようになったんだ。』
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