チューリップ



何回も通ったことのある道。


菜々子に嫌がらせを受けたときから何度も梨華を送ってる。



及川が俺に手紙を渡しに来たってことはきっと梨華は家に帰ってる。


というか、なんかそんな気がする。




俺はただ自分の気持ちだけを信じて走り続けた。



俺が今からしようとしてることは間違いなのかもしれない。


でももう正しいとか正しくないとか関係ないんだ。




俺が梨華を愛してるということは


揺るがない事実なんだから。
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