チューリップ




雲に隠れていた太陽が2人を照らし始めた。



その眩しい光を浴びて俺らは手を取り合って教室へ向かった。






梨華を失いたくない



失うって考えただけですっげぇこわい





でも


もう離れていたくない。








それに、


もう梨華を失う気がしない。








この手を永遠に握っていられる気がしたんだ










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