チューリップ




私が今学校への道のりを歩けているは

昨日の夜の理事長からの電話からだった。







『退職手続きをしなければならないから、もう1度だけ



学校へ来ていただけないかしら?』





その言葉を聞いた瞬間、ためらいがあったと言えば嘘になる。


でも

確実に喜びが心には広がった。






もう皆と向き合うことすらできないけれど、






最後にきちんとお別れがしたい。











私を変えてくれた


かけがえのない場所に。
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