チューリップ
校舎の中も外見と同じでとてもきれい。


床は大理石で出来ているし、5月だというのに冷房がついているし、すっごく天井が高い。



私が通っていた高校とは大違いだ…。






こんな立派な学校で働けるなんて本当にラッキーだと思う。




キョロキョロしながら歩いているといつの間にか茶色くて大きな扉が目の前にあった。

金色の大きな取っ手がついていて、まるでどこかのパーティー会場みたいだ。







「美山先生、ここが職員室ですよ。

入り口のすぐ近くの席を用意したのでそれを使ってくださいね。



私は隣の理事長室にいるから、荷物をおいたら来てください。お話したいことがあるの。」


「はい、わかりました!」



話があると言うところで理事長の顔が少しこわばったのがわかった。


話とはなんだろう?





そんな疑問を抱えながら職員室に入った。
しかし疑問はすぐに頭から吹き飛んだ。









すごーーーーーい!!!!!!



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