もう一度会えると信じている。

ある朝.......優香
あれ？なんかだるいな。まぁ大丈夫！
ガバｯ！
クラッ。やばい目眩もする。でもテスト前だし。行かなきゃ。


学校
咲希｢優香大丈夫？なんか元気ないよ？｣
優香｢大丈夫？ぼーっとしてただけ！｣
咲希｢そっか。何かあったら言ってね！｣
優香｢うん！ありがとー！｣
言いたいけど咲希に余計な心配かけたくないしなー。あ！ヤバ！次移動教室だ！そう思って立った時。クラッ。あ。やば
その瞬間意識がなくなった。
咲希｢優香？優香！優香！｣
駿｢どうした？ !!!優香？優香？優香！｣
目覚めたのは保健室だった。
駿｢優香大丈夫？｣
優香｢うん。ごめんね。｣
保健室の先生｢起きましたか。具合はどうですか？｣
優香｢まだだるかったりします。｣
保健室の先生｢最近心臓が締め付けられたように痛くなったりしませんか？｣
優香｢え？はい。｣
保健室の先生｢もしかしたら心臓の病気かも知れません。ここに運ばれてきた時心臓が苦しそうだったので...今度病院に行ってみてください。｣
まさか、私が病気？念のためお母さんと病院に行ってみることにした。
医師｢残念ですが心臓の病気です。もって1年でしょう。｣
優香｢え？｣
嘘でしょ。冗談だよね？ドッキリ？
医師｢これからまた心臓が痛くなることが多いでしょう。薬を必ず持っていてください。｣


学校
駿｢どうだった？大丈夫だったよね｣
一瞬伝えるべきか迷った。でも駿は辛いこと全部話してくれた。
優香｢心臓の病気だった。あと1年しか生きられないって。私死ぬのかな？｣
駿｢うそだろ。冗談やめろよ｣
優香｢嘘じゃないよ本当に...｣
咲希｢うそだ、あんなに元気な優香が？どうしてもっとはやく気づいてあげられなかったんだろう。｣
駿｢治る方法は内のないのか？｣
優香｢もしかしたらアメリカで治せるかもしれない医師がいるんだって。でもその手術で死ぬかもしれないって。｣
駿｢行けよアメリカ。お願いだから行ってくれよ｣
優香｢でも死ぬかもしれないんだよ。｣
駿｢でもそうしないと生きられないんだろ？｣
優香｢駿なんかにわかんないよ。どうしたらいいのかわからないんだもん。まだ本当に病気なんて信じられないんだよ！｣
そのまま帰ってしまった。
駿｢優香！｣

次の日
なんかまた心臓が痛いな…でも駿にも咲希にも心配かけなくない。
咲希｢今日大丈夫？｣
優香｢うん。大丈夫。ありがとう｣
あれから毎日咲希は私の体調を気にしてくれている... 咲希ありがとう。あ。やばいな。クラｯ。
駿｢優香？優香！｣
優香｢ご...ごめんねポケットにある薬...とって...。｣


駿｢大丈夫？｣
優香｢うん。ありがとう。｣
駿｢.........やっぱりさアメリカ行って｣
優香｢でも...｢辛いんだよ！優香も辛いだろうけど、これ以上弱っていく優香を見てるのは辛いんだ。お願いだからもう一度元気な優香を見さして。｣
優香｢駿.........わかった。行く。アメリカ｣
そう言って優香はアメリカに行くことにした。


アメリカに行く前日......私達はいつも話していた公園に行った。
駿｢手出して｣
優香｢え？うん。｣
優香｢え？どうしたのこれ？｣
手元を見ると月の指輪。
駿｢お守り兼仮の婚約指輪/////｣
優香｢ありがとう！ 元気になって戻ってくるね！｣
駿｢手術終わって目覚めたら電話して｣
優香｢しない。｣
駿｢え？なんで？｣
優香｢次駿に声聞かせる時は完全に治った元気な姿で聞かせたいの。だから待ってて。｣
駿｢わかった。もう一度会えると信じているから。｣
そう言って別れた。



アメリカ
手術の日。
母｢頑張ってね｣
父｢頑張れよ｣
優香｢お母さんとお父さん今までありがとう｣
母｢なに最後みたいに言ってるの。絶対成功するから、もう一度会えると信じているから。｣
そう言って離れた
学校
咲希｢今日だね優香の手術の日｣
駿｢うん。｣
咲希｢成功するよね…｣
駿｢大丈夫。優香は強いから。元気になって帰ってくるよ、、｣



一ヶ月後
to駿

今日は優香が生きてれば帰ってくる日だ。
咲希｢行かなくていいの？空港。｣
駿｢お前もだろ｣
咲希｢だって行けないよ。いなかったら、死んだってことでしょ｣
駿｢だよな...｣
咲希｢信じてまとう。｣
放課後
駿は思い出の公園に行った。
学校にいる間優香は来なかった。死んでしまったのだろうか。そんなわけ...
その時、後ろから抱きつかれた。え？
優香｢駿｣
駿｢優香？優香！｣
優香｢ただいま！｣
駿｢優香...おかえり｣
そう言ってキスした。

to優香
やばい。はやく駿に会いたい！けれど天候が悪く飛行機が予定より遅れてしまった。
急いで学校に行ったけれど駿はいなかった。けれどそこに咲希がいた！
優香｢咲希！｣
咲希｢優香！優香！｣
優香｢咲希〜泣かないのー｣
咲希｢優香こそ〜！あ！はやく駿のところ行きな！｣
優香｢ありがとう！咲希！｣
そう言って学校を出た。駿はどこに行ったんだろう。もしかして...公園？
公園に行ったらそこに駿がいた。嬉しくなって、後から抱きしめた。

そこからは書いてあったとうり。
駿と優香はその後結婚しましたとさ。