あなたのためなら⋯
仕事
私はいつも息苦しさから1日が始まる。
「・・・ラブ、重いわ・・・」
毎朝6時ピッタリにお腹がすいたと私のお腹の上に乗ってくるボーダーコリーのラブと、ベッドの隣で瞳をキラキラさせながら見上げてくるシェットランドシープドッグのメグ。
私は、そんな2匹を挨拶替わりに撫でて体を起こし、ベッドから出て、まずは動きやすい服装に着替える。
そんな様子を、これまたお腹すいたと訴えるかの様な瞳でじっと見つめてくるシベリアンハスキーのリブがいた。
「分かった分かった。
もう少し待ってね?」
私は3匹に微笑みかけて手早く着替えると犬達のエサと、布団に潜り込んでいる黒猫のノアと、アメリカンショートヘアのハッピーのエサを準備し始めた。