題名未定


俺はベットに座り、鞄を下ろした。

「なんだったんだよ……。」

静かな部屋の中に俺の言葉だけが響いた。

信じたわけでもなかったけど、さっきの人の言葉を思い出していた。

『あなたは後に大きな後悔をする』

頭の中でその言葉がぐるぐると回った。

「後悔って何だよ…?」

考えたって、何も浮かぶことはなかった。

「あぁー!面倒くせぇなあ!」

俺は髪の毛をぐしゃぐしゃにして、立ち上がった。


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