Be Girl-翼のゆくえ-
第四章 高校三年の夏
期末テストの順位が発表された。
大方の予想通り、私達三人は褒められるような結果ではなかった。
ハルカもさらに大きく順位を下げた様子で、私たちはあえてそこに触れないでおいた。
イジメ相手のユキの順位だが…
たまたまリンが保健室でまり子先生にユキが笑顔で報告をしている姿を目撃し、結果はすぐにわかった。
もちろん、ハルカにこの事は黙っておいた。
と言っても、午後からの教室にハルカの姿は無かったのだが。
その日の最後の授業中、私のケータイが着信を知らせた。
『メール受信 ハルカ』
『放課後屋上に集合☆』
嫌な予感を拭いきれずに、私はナナミとリンの方を見た。
どうやら2人も同じような予感がしたようだ。
リンの不安げな表情と、半ば呆れたようなナナミの横顔。
窓の外を見ると、容赦なく照りつける太陽を、真っ白な流れ雲がそっと隠した。
まるで太陽が私達を見て見ぬフリしているかのように……
大方の予想通り、私達三人は褒められるような結果ではなかった。
ハルカもさらに大きく順位を下げた様子で、私たちはあえてそこに触れないでおいた。
イジメ相手のユキの順位だが…
たまたまリンが保健室でまり子先生にユキが笑顔で報告をしている姿を目撃し、結果はすぐにわかった。
もちろん、ハルカにこの事は黙っておいた。
と言っても、午後からの教室にハルカの姿は無かったのだが。
その日の最後の授業中、私のケータイが着信を知らせた。
『メール受信 ハルカ』
『放課後屋上に集合☆』
嫌な予感を拭いきれずに、私はナナミとリンの方を見た。
どうやら2人も同じような予感がしたようだ。
リンの不安げな表情と、半ば呆れたようなナナミの横顔。
窓の外を見ると、容赦なく照りつける太陽を、真っ白な流れ雲がそっと隠した。
まるで太陽が私達を見て見ぬフリしているかのように……