Be Girl-翼のゆくえ-
緩みきった毎日の中で、私は時折思い出すハルカが心配で、今どうしているかという事ばかり考えていた。
しかしながら一度も連絡する事は無かった。
電話したところで何も変わる事は無いし、出なかったら全てが終わってしまうような気がしたから…
その日、私とリンは、教室でナナミと別れ、二人で駅までの道を歩いていた。
いつもと同じ風景に、いつもと同じ顔。
うんざりする事も驚くようなことも無い。
駅に着いて、リンに手を振って電車を見送り、私は一人家までの道を歩いていた。
日が暮れるのが早くなり、夕方5時前の空はもう薄っすらと暗くなりかけている。
その空を見上げていると急に足が重くなり、家と駅との丁度中間あたりにある公園のベンチに私は腰おろした。
しかしながら一度も連絡する事は無かった。
電話したところで何も変わる事は無いし、出なかったら全てが終わってしまうような気がしたから…
その日、私とリンは、教室でナナミと別れ、二人で駅までの道を歩いていた。
いつもと同じ風景に、いつもと同じ顔。
うんざりする事も驚くようなことも無い。
駅に着いて、リンに手を振って電車を見送り、私は一人家までの道を歩いていた。
日が暮れるのが早くなり、夕方5時前の空はもう薄っすらと暗くなりかけている。
その空を見上げていると急に足が重くなり、家と駅との丁度中間あたりにある公園のベンチに私は腰おろした。