手紙。。
孝弘兄ちゃんが沈黙を破った。


―『カラオケ着いたぞ。』
「孝弘兄ちゃん、あたし帰るわ。」
『送ったろか?』
「いらん。歩いて帰る。」
『そっかー。気付けて帰れよ。』
「うん。ごめん。」




気付けばもう12時を回っていた。


「S町通って歩いて帰ろ」







そう思い歩き始めた時だった。
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