幸せになろう
今、この状況で言葉の選択を間違えたら確実に終わる。
それだけはわかる。
私が今まで良かれと思ってたことが颯斗からしたら良くなかった。
今までどれだけ私の言葉で傷ついてきたのか、
今までどれだけつらい思いをしてたのか、
想像もつかない。
そう思うと自然と目に涙が溜まる
テーブルに虚しく私の涙が落ちた
「…泣くなよ、ごめん…言いすぎた。ごめんね、ありさ」
颯斗が悪いわけじゃないのに…謝ってくれる。なんでこんなに優しいんだろう