溺愛boy
「そっか!俺、英語が1番得意だから分かんない所あったらいつでも聞いて!
あっ、俺部活行かなきゃ!」
「部活入ってるんだ! 何部?」
「バスケ部だよ! じゃあまた明日ね。」
「頑張ってー。」
いいなぁ……彩ちゃんは誰とでも仲良くできて……
『私なんか……』
「私なんか……なんだよ。」
俯いてると1番好きな声が聞こえ振り返るとそこには……
『こっ、虹太くん!! なんでココに?』
「虹太なんで来たのよ!」
「帰るから迎えにきたんだよ。」
『私……彩ちゃんに勉強教わるから先に帰ってって連絡したんだけど……。』
「うるせぇよ、別にいいだろ。
それで? なんの勉強だよ。」
少し不機嫌そうな顔を見てこれ以上なにも言えなくなってしまった……
『……来週実力テストあるからその為に英語を教えてもらうの……。』
「昔からできねぇもんな。」