溺愛boy



「もー、勉強するんだから虹太は帰って。」



彩ちゃんは私を抱きしめて左手首を上下に動かしシッシッとやった。



虹太はチッと舌打ちをしてから私を見ると〝後で覚えとけよ……〟っと言って少し睨んで帰って行った。



私何もしてないのに……。



「よーし、邪魔者も消えたし勉強しよ。」







―――――……。




「よし、今日はこの辺でいいんじゃない?」


『う、うん。そうだね。』



集中して気付いたらもう外は大分暗くなっていた。



「じゃっ、帰ろっか。」




久々に彩ちゃんと2人で話しながら帰った。


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