全部あなたがはじめて
そしたら体が勝手に動いていた。
部屋から飛び出した私はトイレに閉じこもった。
それをみたみんなが心配になったのかドアを
ドンドン。
「大丈夫?どうしたのー?」
優奈ちゃんが声をかけてくれたにも関わらず
部屋で吐いたのに、
もうどんな顔をして会えばいいのか分からない。
その感情だけが私の中にあった。
もう何十分たったかわからない。そのくらい鍵をかけたトイレに閉じこもっていた。
すると、後ろの窓が空いたのだ。