平凡×優男=X


保健室にて。


「痛っ…もっと優しく出来ないのかよ」

「手当してやってるんだから、文句言うな。」


現在私は葉月の手当てをしている。


「お前保健委員だったんだな」

「まあね」

「中学の時から変わんねーな」

「最初の時はあんたもでしょ?」

「そういや、そうだったな。」


中学一年生の時。
たまたま席が隣だった。それに、委員会までも一緒ってそりゃ仲良くもなるよね。
なんだろうやけにニヤニヤしてくるんですけど。


「あの、気持ち悪いんですけど。」

「失礼だな、いやなんかほんとずっと前からこんな感じの会話ばっかだった気がしてさ。変わんないなぁと思って。」

「関係性もな。」


あ、ちょっと私がそれ以上望んでるっぽい感じのニュアンス入っちゃったかも。


「いや、あのいい意味でね?」


すかさずフォローを入れる。


「確かにな」


え、なんでそこちょっと切ない表情したの?
そして衝撃の質問。
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