平凡×優男=X

「はいはい。」


軽く流されたー!
こいつ勘づいてる!?
そんなこんなで手当てを終えて、保健室を出ようとした時。


「あのさ。」


至近距離で振り返るなバカ。


「なに。」


冷たく聞くと爽やかな笑みを浮かべてこう言った。


「ありがとう」


なんだろう。うろたえるくらいぐっときた。
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