よつば
「もし、俺と香那が付き合うことになっても、お前は応援してくれるのか?」
ごめん。空。
本当はこんなこと言うつもりなかったけど、やっぱり聞いておきたい。
空は、一度うつむいてから笑顔を見せた。
「そんなのっ、応援するに決まってるだろ!」
……。
空はその言葉だけを残して、部屋を飛び出していった。
_わかりやすすぎ。目すっげぇ潤んでたし。
今にも泣きそうな顔だった。
空。本当は香那のこと好きなんだろ?
なんで_。
でも、ごめん。そんなこと考える余裕ないんだ。
だって、俺も。
俺も香那が好きだから__。