よつば
「うん、知ってる。」

優は、私を更に強く抱きしめた。

え…?
優は、私が空のことを好きだってことを知ってたってこと…?

「優は、私が空のことを好きだってことに気づいていたの?」

「そんなの、当たり前。ずっとみてればわかる。」


「なんで空なんだよ。」

なんでってそんなのわかんないよ。

「俺だけにしとけばいいだろ。」


ドキッ


優は、いじわるだ。
私が悩んでいるときに、こんなこと言うんだもん。

今日に限って、なんで優しくするの_。
なんでいつもみたいにいじわる言ってくれないの。





「…考えておいて。」







……そんなの、



__そんなの甘えたくなっちゃうじゃん。
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