よつば
チラッと、水無月さんを見ると明らかに怒った顔をしている。

「……あなた、どうなるかわかってるの?」

グイッ

「痛いっ」
髪を引っぱられた。

あー。終わった。
私、これからこうやっていじめられるんだ。


そのとき_。

バンッ

「香那っ!」

聞き覚えのある、声が私の名前を呼んだ。
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