好きが届きますように

綾と出会ったのは高校2年の時

雪の降る中うずくまっていた彼女

「大丈夫?」

「大丈夫です・・・」

見るからにして大丈夫そうではなく

「はい」

「え?」

「学校行くんでしょ?同じ高校だから。それとも病院のほうがいいかな?」

「学校で、でも遅刻しますよ?」

「いいよ、家出た時点で確定してる」

「ふふ、じゃあお願いします」

「はい喜んで」

綾はすごく細くて軽かった
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