ジュリエットの君とロミオになれない俺



いつもと同じ売店への廊下


いつも当たり前のように歩いてるのに今日は違う。

そして、すれ違う人の顔を確認しながら歩く。




自然と俺はさっきの彼女を探している




あの子はどんな顔で話すのか、どんな顔で笑い、どんな顔で怒り、どんな顔で泣くのか

彼女の全てを知りたい。そう思う。





あっという間に売店へと着く


売店はなかなかの人ごみ。

毎日嫌になるこの人ごみさえも、今日は彼女を探すためのならと気持ちが少しふわっとする



でも、そこに彼女らしき人物はいない


もともと売店組じゃないのかもしれない。

弁当かな、それともまだ保健室なのか




< 4 / 20 >

この作品をシェア

pagetop