ジュリエットの君とロミオになれない俺
いつもと同じ売店への廊下
いつも当たり前のように歩いてるのに今日は違う。
そして、すれ違う人の顔を確認しながら歩く。
自然と俺はさっきの彼女を探している
あの子はどんな顔で話すのか、どんな顔で笑い、どんな顔で怒り、どんな顔で泣くのか
彼女の全てを知りたい。そう思う。
あっという間に売店へと着く
売店はなかなかの人ごみ。
毎日嫌になるこの人ごみさえも、今日は彼女を探すためのならと気持ちが少しふわっとする
でも、そこに彼女らしき人物はいない
もともと売店組じゃないのかもしれない。
弁当かな、それともまだ保健室なのか