スキ、すき、好き!!
「璃優ちゃん。いつか結婚しようね」

「うん(笑)」

私とヒロはさよならする日
近くの小さな山で結婚を誓った。
これが現実になることを信じて。

私達は文通をすることにした。
FAXもしあった。

手紙やFAXが来るのが
待ち遠しくて、
幼稚園から帰ってきたり
したらすぐにお母さんたちに
来てない?
って聞いていた。

『ひろくんすき』
『りゆうちゃんすき』
とか普通に書いていた。

それがすごく嬉しかった。
何か嫌なことがあっても
その手紙とかを
見ているとそんな事
気にしている事なんか
忘れちゃっていた。
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