スキ、すき、好き!!
―第三章―
それから月日がどんどんたって
私はヒロのことを好きでいるけど
他に好きな人が出来たりした。

幼稚園の終わりから
小学2年生まで
谷中 英斗(タニナカ ヒデト)を好きで居た。

いつも笑っている私に対して
いつも怒っているような谷中。

どこが好き?
って聞かれて、私は
『目があったら笑顔を向けてくれるところ』
って答えられていた。

いつから好き?
って聞かれれ、私は
『幼稚園の時』
って答えられていた。

この時の好きって言うのは
本当の好きってことじゃない
って言われたことがあった。

どこが好き?
いつから好き?
そんな事は分からない
それが本当の恋愛だ
って誰かに言われた。

でも谷中には
他に好きな人がいた。
見ていて分かったし、
周りからも言われた。

うすうす気づいていたけど
好きで居たかった。




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