夫婦ルール

 それから一週間がたち

 「渉さん!」

 詩音さんが僕の部屋に勢いよく入ってきた

 「どうしました?」

 「受かりました!渉さんと一緒に働けます!」

 「本当に!おめでとうございます」

 「ありがとうございます!」

 すると

 「詩音さん?」

 詩音さんが力いっぱい抱きついてきたので少し驚いて

 「本当にありがとうございます、渉さんに出会えて毎日が楽しくて生きてて良かったと思うんです」

 「それは僕もです詩音さんといると毎日が早すぎるくらい過ぎていってしまって時間の針が止まってしまえばいいのにと思うくらいです」

 「渉さん好きです大好きです!」
 
 「僕も大好きです」

 初めて二人の唇が重なりその時だけ少しだけ時間が止まったようだった
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