夫婦ルール
「冬月さん!少しいいですか?」
「美波さん・・・なんでしょうか?」
「冬月さんは本当に仲谷さんのことが好きなんですか?」
「・・・好きですよ」
「結婚できますか?」
「え?結婚」
「はい!結婚ですあたしは仲谷さんとなら結婚してもいいと思ってます」
「いえ、まだ付き合い始めたばかりですしそれはまだ」
「結婚できないなら別れてください」
本当に渉さんのことが好きなんだな美波さんは
「すみませんそれはできません」
「え?」
振り返ると渉さんがそこにはいて
「冬月さんが別れたいっていっても別れません」
「渉さん?」
「僕のなかで詩音さんと結婚するのは決定事項なので」
「そんなあたしの気持ちは」
「美波さん先週も他の部署の男性に告白してましたよね?」
「え?」
「決まって告白するのは彼女がいるひとそして付き合ってもすぐに自分から別れる違いますか?」
「・・・」
「あなたが欲しいのは他人の彼氏、自分の彼氏ではないんですよね?」
「違う!本当に仲谷さんの事が好きです」
とうとう美波さんは泣き出してしまった