夫婦ルール
次の日
「あなた!ひかるが!」
「どうした!」
詩音がひかるを泣きながら抱えてきた
「いくら呼んでも起きないのすごい熱で」
「病院に急ごう!」
急いで車を走らせ病院についたのは30分後のこと
「先生!先生!お願いします!娘が!起きないんです」
「下がってください!」
ひかるはそのまま手術室に入っていったまま三時間が過ぎようとしていた
「あなた・・・」
「大丈夫、大丈夫!ひかるは大丈夫だ」
詩音の手をぎゅっと握る・・・
「頑張ってひかる」
「頑張れひかる」
神様でも仏様でもいいひかるを助けてください
今の二人にとってひかるは生きる源幸せそのものなのだから
そしてようやく手術室の電気が消えひかるが出てきた
『ひかる!』
痲酔が効いてますのでそう言われてひかるに会えたのはもうすこしあとのことだった