夫婦ルール

 「ひかる?」

 帰るなりひかるのもとへ

 『ひかるノート』
 
 そう書かれたノートをひかるに見せる

 「なにこれ!ひかるの?」

 『そうだよ!パパとかママとこれでお話しよ?』 

 「うん!する!パパとママとお話する!」

 「ひかるが笑った!」

 詩音はちょっと涙が込み上げてきて

 「ママどこかいたいの?」

 「ううん大丈夫よ」

 とひかるを抱き締める

 詩音がノートに一番最初に書いたのは

 『ひかるが一番大好き』

 「ひかるもママが一番大好き!」

 その二人を見てちょっと安心した

 『せいやくんがあそびにくるっていってたよ』

 「や!会いたくない!」

 『なんで?』

「ひかるなにも聞こえないもんせいやくんがなにかいっててもわからないもん!せいやくんがきらいになる!いやだもん!」

 「ひかる・・・」

 とりあえず二人が会うのは延期になってしまった
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