夫婦ルール

ずっと3人で幸せに


 その日の夜

 「あなた?」

 時計の針はもう二時を指そうとしていた

 「ごめん、起こしたね。寝れなくてね」

 「辛いですよね・・・」

 「いや・・・大丈夫・・大丈夫だよ僕は」

 すると詩音さんが後ろに回り

 「夫婦ルール」

 「え?」

 「辛い、きついときはお互いに話す渉さんが決めたルールですよ」

 「詩音さん・・・」

 「話してください渉さんの思ってること全部」

 「ふぅ~わかりました」

 「こわいですよね」

 「ずっと二人を見ていたかったできるならこれは嘘なんだと誰かにいってほしい。3人でもっといろんなとこいっていろんなものを見たかった」 

 「うん・・・」

 「ひかるだってこれからいろんなこと覚えてどんどんきれいになってまだ全然なんにも見れてない嫌だよ!それに・・・」

 「それに」

 「きっとあなたに迷惑をかける」

 「そんなことですか」

 「え?」

 「私はあなたに会わなかったらきっとこの歳まで生きていないと思います。あなたに好きだと言われて結婚してくださいって言われてひかるが生まれてあたしは自分がこんなに幸せになれるとは思ってませんでした」

 「詩音さん・・・」
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