溺愛されたお姫様
プロローグ
いつだっけ?
いつか私のところに王子様が来てくれると夢を見ていた時は…。
いつからだっけ?
他人を信じるのをやめて、大切な存在をつくらなくなったのは…。
私が望んだものは
何もかも壊れて消えて無くなってしまう。
そんな思いはもう嫌。
だから、私は1人で生きていくと決めた。
そのためには強くなろうと
1人、光のない誰もいない世界で
私は私自身に誓ったのーー。