溺愛されたお姫様
気がつけば
もう、学校についていた。
この学校は基本土足で、
うちばきを履く必要はない。
「はぁ、めんどくさい…ん?」
私は自分の教室に行くため、
廊下を歩いていると1人の男が壁に寄りかかっているのが見えた。
誰だろ…?
不良高校と言っても
習う授業は進学校並みに難しいから
嫌々ながらも他の生徒は授業を受けているはず。
そんな中、
サボっている生徒は珍しい。
……まあ、私も人のこと言えないけどね。