大悪魔さんのターゲット。

「‥‥朝山さん。あなた、紅音くんに

弱みを握られたのね」

弱み。そういえば、朝のことは三上くんにとって弱みになるのかな‥‥

「紅音くんに弱みを握られたら終わりなんだ。意地悪では度が過ぎないほど、いじめてくる。あ、典型的ないじめではないけどね。」

な、なんなんだろう‥‥。私は死を告げられてるような、この世の終わりを告げられてるようなきがしてきた‥‥

「とにかく、近づかないこと！私達からの助言はこれだけ！」

この人たち‥‥本当はいい人なんだ‥‥。私、さっきまで悪いこと思ってたなぁ‥‥。

「あの‥‥ごめんなさい！私‥‥

三上くんの隣の席なんですけど‥‥」

（（おわりだぁぁぁ））

「‥‥諦めなければいけないこともある。あ！そうだ！私達名前教えてなかったよね！」

まって。サラッと諦められたけれど、私、見捨てられたのかな！？

「私は綾切真希（あやぎり まき）！真希でいいよ！」

「私は遠野暦（とおの こよみ）。暦って気軽に呼んで。」

「私は、朝山琴です。私も琴でいいですよ！よろしくおねがいしますね。真希さん。暦さん。」

「‥‥かった!!敬語なんてなしなし！私達同じクラスだよ？タメでいいよーっ？？」

「で、でも‥‥」

「でももクソもない。暦でいいし、むしろ、さんもちゃんも自分じゃない気がするから。やめて。」

素直な暦さん。でも、仲良くなりたいから‥‥

「じゃあ、真希、暦、よろしく！」

「おう！」

「うん」

今日から1歩ずつ



慣れていけばいい。



そして、戦っていけばいい。





三上くんという大悪魔と