大悪魔さんのターゲット。
「まぁ、とりあえずなにか飲む?琴ちゃんって高校生だよね?ジュースでいい?」

「は、はい。ありがとうございます。」

「ははっ、そんな堅苦しくしなくていーよ。俺のんが年下だし!」

「え‥‥?」

「イツは来年高校2年生だ。多分」

えぇっ!?こ、コウコウセイ?しかも多分ってどういうこと!?
私は驚きが隠せない。

「まぁ俺、歳は19歳なんだけどさー、留年してもう3年目。一向に2年生になれないんだよなぁー。」

先生には見た目は大人っぽくても、精神年齢、学力は中坊並だから大丈夫だ。イツ!と言われたそうです。

「‥‥俺はこいつと同期。大学1年。こいつの母親繋がりで面倒見てるだけ。」

セイさんが後付けのように面倒くさそうに話す。

「そ、そうなんですか‥‥」

「あ!そうだ琴ちゃん、夜こっそりうちの店来ない?」

「えっ?」

「お前、話的に紅音の弱み探してんだろ?」

「そ、そうですけど‥‥」

「俺達もその琴ちゃんの協力してあげるよ!」

あのウザイ紅音をどーにかして沈めたい‥‥と言っているイツさん。

「じゃあ、夜来たらいいんですか?」

「あぁ、裏口にいてくれ。俺達が接客してやるから。」

「わかりました。」

私たちが一連を話し、ゆっくりしていると三上くんはどこからか帰ってきた。
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