傘を持たないシンデレラ

それでも小声で行ってきますと声をかけるのは

ただの癖か

はたまたバカな期待をしているのか


…どっちだっていい。


結局私が惨めな事実は変わらない。

きっと明日が来たって私は邪魔な子のまま。


そっとドアを閉める。


今日は予報通りの曇り空。



< 3 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop