花火
そうして、旅路は2人と1匹となった。
猫はわたしの腕の中。
とっても、かわいい。
「ねぇ」
彼が声をかけてきた。
「きみは、えがおのほうがかわいいよ」
―――え?
照れくさそうに言う彼の顔は、真っ赤だった。
「だから、わらっていたほうがいいよ」
顔をそむけながら、言った。
―――うんっ。
わたしはうなずいた。
猫はわたしの腕の中。
とっても、かわいい。
「ねぇ」
彼が声をかけてきた。
「きみは、えがおのほうがかわいいよ」
―――え?
照れくさそうに言う彼の顔は、真っ赤だった。
「だから、わらっていたほうがいいよ」
顔をそむけながら、言った。
―――うんっ。
わたしはうなずいた。