幼なじみのメランコリー
その時、私は時が止まったような、不思議な感覚がした。


だって、それは。


今までずっと一緒にいた大地の見たことのないような表情を。


見てしまったから。


「あ、えーと、嵐大地って言います。初めまして」


「穂波陽奈です。ふうちゃんの友だち?」



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