幼なじみのメランコリー
水谷くんと2人って……


何だか無駄に緊張してしまう。


席は相変わらず前後な私たちだけど、あれから特に会話することもなくて。


「えーっと…何すればいいの?」


恐る恐る水谷くんに尋ねると。


「ここのやつホッチキスで止めるんだって」


そう言って、水谷くんはいつものように微笑んだ。

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