幼なじみのメランコリー
私たちは明日から高校1年生になる。
明日は入学式だから今日は30分だけキャッチボールをして公園を後にした。
大地とこうやって肩を並べながら歩く帰り道が実は何よりも楽しみな時間だったりする。
ふと、隣を盗みみると。
「あれ?また背伸びた?」
「毎日牛乳ガブ飲みしてるからな。あとマシュマロ」
「マシュマロにそんな効果があるなんて初めて聞いたんだけど」
中学校に入ったくらいは私の方が背が高かったのに。
いつしか大地は私を悠々と見下ろすようになっていた。
中身は昔のまんまでバカなんだけど。
声も風邪引いたのかなと思っていたら、いつの間にか低くなっていた。
体格も少年から少しずつ大人の男の人に変化していた。
その度にドキドキして。
そして少しずつ私の知らない大地になっていくような気がしてほんの少しさみしかった。
私との距離が遠くなっていくような気がしてた。
明日は入学式だから今日は30分だけキャッチボールをして公園を後にした。
大地とこうやって肩を並べながら歩く帰り道が実は何よりも楽しみな時間だったりする。
ふと、隣を盗みみると。
「あれ?また背伸びた?」
「毎日牛乳ガブ飲みしてるからな。あとマシュマロ」
「マシュマロにそんな効果があるなんて初めて聞いたんだけど」
中学校に入ったくらいは私の方が背が高かったのに。
いつしか大地は私を悠々と見下ろすようになっていた。
中身は昔のまんまでバカなんだけど。
声も風邪引いたのかなと思っていたら、いつの間にか低くなっていた。
体格も少年から少しずつ大人の男の人に変化していた。
その度にドキドキして。
そして少しずつ私の知らない大地になっていくような気がしてほんの少しさみしかった。
私との距離が遠くなっていくような気がしてた。