幼なじみのメランコリー
「今日の話、聞いてたよな?」
「うん……」
ブランコのチェーンを握る手に力が入った。
「好きなんだ」
私がずっと、ずっと聞きたかった言葉。
「───穂波さんのこと」
「うん……」
ブランコのチェーンを握る手に力が入った。
「好きなんだ」
私がずっと、ずっと聞きたかった言葉。
「───穂波さんのこと」