彼女はミルクティーが好き。
次に入ってきたのは、
背の低い明るい髪色をした双子だった。
可愛らしい顔をした彼らは、こっちによってきた。
「あーくん、ここで何してるの?」
有村だからあーくんか。
じーっと見つめていると、もう片方とばっちり目が合った。
「だれ?」
指をさされて、有村君に問いただす。指をさすな。
「この人は、今日から管理人の奏多さん。」
「はじめまして。」
私は笑いもせず、会釈だけして、視線をそらす。
「はじめまして、管理人さん。愛想ないね。」
嫌味に笑う彼の第一印象は最悪だった。