彼女はミルクティーが好き。
双子のお遊び
日は変わり、午前の仕事が終わった10時頃。
いつもミルクティーだが、気分を変えてロビーへ
コーヒーを淹れに行くと、
双子が座っていた。
今日は平日で、今は授業中のはず。
でも、今更驚くことも無い。
この一か月の間で彼らがここでさぼっているのは3度ほど目撃した。
教育者でもない私は、注意することも無く、ジロジロ見る訳でもない。
ただいつも通り過ごすだけ。
まぁ、話しかける必要もないからってこともあるけど。
毎度ながらジロジロ見られているが、
気にしないふりで、コーヒーを淹れる。
だが、今日はどうも機械の調子が悪いらしい。
急に正常ではない、ゴボゴボと音を立て始めた。
あぁ、早くここから立ち去りたかったのに。